絶好のバイク日和~♪
ってことで、クー様のお薬を取りに行った後、母方のお墓参りに行ってきた。
思い付いた時にしか行かないバチ当たりなので超久々だが、行かないよりいいべ?
お寺は中野のお寺密集地域にあるひとつ。
細木数子氏がテレビでご説明だった通りに、お墓を洗って拭いてお願い事はしないでお礼だけしてきた。
実はこのお寺は母の実家。
私は3歳~14歳までここの敷地内で暮らしたのだ。
お寺は今は母の弟一家が継いで暮らしてるんだけど…。
つか、お墓参りは早々に、ホントはその先の目的があったんだよね♪
【本日の命題】
「近所の、子供の頃に親に隠れて行ってた、あの駄菓子屋がどうなっているか。」
公園に行く途中にある駄菓子屋。
ダメと言われると行きたくなるのが子供だ。
もちろん親は判ってたけど、隠れて行ってるつもりだった。
「あんなもん食べてたら大きくなれないのよ?」ってよく怒られたけど、170cmあるんだけど、これ以上大きくなって欲しかったのかね、マミー?(笑)
この店のおばちゃんが怖くてねぇー!「お金持ってない子は入っちゃダメだ、まずここに持ってきたお金を置きな、商品に触っちゃダメだ、一回取ったら戻しちゃダメだ!」ってきびし~ぃルールがあったんだ。
いやね、お墓参りはしょっちゅうじゃないとしてもたまには来るんだけど、その先の坂道くだって駄菓子屋行ってみようとは思わなかったわけ。
でもこの間ふと思い出したんだよね。
「あの怖いおばちゃんは生きているか?!」
引っ越してから通るのは初めてじゃぁないとは思うけど、店に入るのは少なくとも20年ぶり以上だ。
行ってみた。
あった。建物が立て替えられているけど、店の名前は変わってない。
覗いた。
駄菓子が並んでる。カウンターが奥になってるけど、商品の配置の具合は変わってない。
入ってみた。
居たおばちゃんだよ!変わってないよ!すげー!
wa 「こんにちは、おばちゃん、久しぶり!
20年ぶりぐらいに来たんだけど、おばちゃん変わってない
ね!」
お 「あらあら、あー、あんたの顔憶えてるよ!
おばちゃん80になっちゃったよ!」
wa 「若いね、おばちゃん、80に見えないよ!元気ですねぇ!」
お 「毎日子供相手にしてっからねぇー。」
wa 「あ、ここに先にお金置くんだったね?」
お 「そうだよ、よく憶えてたね、今でも変わってないよ、ルールは。」
wa 「じゃぁ500円置くね。」
お 「あら嬉しいねぇ。」
いやー、おばちゃんホントに変わらずそこに座っててビビった!
駄菓子を選んでカウンターに載せるとおばちゃんがそろばんはじいて500円から引き算していく…
子供の頃は20円とか30円しか持ってってないわけだから、500円分なんて大金だ。
かつてない豪遊だ。
wa 「いやー、懐かしいなぁ。毎日来てたもんなぁ。」
お 「お兄ちゃん、今どこ住んでんの?」
(…お兄ちゃんて言いました?お兄ちゃんて…?
どう記憶してくれてるわけ? ま、いーけどね。)
wa 「世田谷なんですよ。」
お 「こっちは来ないかね?」
wa 「お墓参りは来るけど、ここまで降りてこないんだよね。」
お 「懐かしい人が来てくれると嬉しくてねぇー」
wa 「いや、おばちゃんがまだ現役で店に出てると思わなかった
からすごい嬉しいよ。」
はい、特に選ばず、目に付いたものを取ってみた。
値上がりしたとはいえ、500円分山盛りだよ(^.^)
とっても体に悪そうで…(^_^;) どーすんだ、これ…
お 「公園にも行っておいで。お兄ちゃんが居たころの石山は
ないけどね、アスレチックみたいになってるんだよ。」
wa 「うん、これから行ってくるよ。また来るね、おばちゃん、
元気で!」
(…やっぱお兄ちゃんなわけね…)
というわけで、そのまま公園まで行ってみた。
新宿区の落合公園 だ。
かつてすっ転んで「ピンポン球を半分に切って貼ったみたいなコブ」(母親談)をデコに作った石山滑り台は、駄菓子屋のおばちゃんが言った通りに無くなってて、代わりに色とりどりのアスレチックの小山がそこにあった。
ピアノのレッスンをサボって時間潰ししたり、暗くてボールが見えなくなるまで野球やったり、当時飼ってたコーギー犬と走り回った奥の広場は遊歩道とドッグランと人工池になってた。
そんなに広くはないけど、そのままいい公園になってて良かった。
ほんの束の間、子供の頃の視線を思い出した、貴重なお散歩時間だった。