バイクに走っていると、全身をアンテナにして周りの状況を感知することが必然となる。


まず、周りの車。


ウソだと思うかもしれないが、私の場合、3~4台くらい前に居る車のウィンカーも見るし、前の車のバックミラーの中から運転者の目線も見る。


車の列の中から車線替えたそうな車を見分けるとか、失礼ながらトロそうな車とか、粗雑な運転そうな車とかも見ちゃう。


もちろん、道の状況…右折車線があるとか、もうすぐ交差点だとか、歩行者信号が点滅してるとか、あのおばちゃんタクシー停めようとしてるなとか、駐車中の車の運転席に人が居るか居ないかとか、ありとあらゆる素材をいちいち検証しながら走ることになる。



  だって命がけだもんね。


  イイ年してもう骨折したくも無いし。



だから物凄い集中力を必要とするわけで、その持続力は道の混雑度と自分のスピードが上がれば上がるほど短くなる。


バイクを降りるとどっと疲れるのはそのせいだろう。



でもね。 飛ばさないでゆっくり走ればいいってもんでもない。

これは車にも言えるけど、流れに乗ることが大事っす。


流れてるとこで妨げない、詰まってるとこで突っ込まない。


あと、メリハリ。

止まることは止まる。 飛ばすとこは飛ばす。


が、大事だと思います。


 合流ではいつまでも止まってないで入ってください、サクッと。(笑)



この頃、「バイク乗りたいんですぅ」ってちょくちょく聞くので、書いとこうかなと思ってさ。


ファッションで乗ろうと思うと、すっごぃ怪我するので危ないですYO。


特に女の子。


こないだも目の前でジャックナイフかました女の子居ましたけど、手袋なしの上に半キャップじゃぁ、大事なお顔が血だらけ…誰だわからんことなりますですよ。


実は私は応急手当普及員。 そういう場面に遭遇したら応急手当をして救急車を呼んで、救急隊員に引き渡すまで付き添うのだが、そんなに顔面血だらけで泣き叫んでる相手じゃ、こっちのが具合悪くなりそうで必死ですって、まじ。



悪いことは言わない。 乗らないで済むならバイクなんて乗るな。


それでも乗りたいなら、大型まで頑張って取ってー。