N.Y.に行ってた友達Mが帰って来たので、土曜に下北沢で軽く飲んだ。

お店探しも面倒なので、駅前にいつの間にか出来てた「坐・和民 」へ。


ヤツは昔のバンド仲間。

バンド解散後に渡米、13年間いろいろ試行錯誤の上、向こうで大学も出、3年前に犬連れで日本に帰って来た。

今は演劇の脚本を書いていて、その公演のために先月からひと月ほど行ってた…先月、英語のメールやりとりを私が必死でやっていたのは、この公演のWebサイトのため。


ヤツは他事で忙しいってことで、私が向こうのプロデューサーと直やりとりする羽目になったっつー…話が違ってえらい災難だったわけだが、ま、公演も成功し、サイトもチラシも超評判が良かったそうなので、ひとまず祝杯。



NYみやげ


おみやげに敬愛する FDNY のTシャツ と チョコ…でにっこにこだけど、でぶまっしぐら!にならんように、ちょっとずつ食べないとなー。


  FDNY ― 9.11での救助活動で世界に広く知れ渡った

        アメリカの消防士さんのN.Y.CITYの隊だ。



何で私が FDNY が好きかって、もちろん9.11の件で感銘を受けたのもあるけど、更に!の事件が実はある。


友達MがN.Y.に住んでいる間、私は数回遊びに行っているが、ヤツが日本に戻る時のアパート引払い大引越しの手伝いにも行った。


その荷物の移動中、私はなんとアパートのエレベーターにひとり閉じ込められた。


詳細は、なっげぇーことなるので次回に続く(いつだ?)にするけど、そのエレベーターは電気的な故障で止まったのではなく、乗ってる箱が歪んで引っ掛かったが故に止まったと言う、超恐ろしい状況で、ドアが歪み、小手先の対応じゃぁスーパーマンでも現われない限り、どうにも脱出できない事態に陥った。


場所は6階と5階の間。


実際、いつ箱が落ちるかわからないし、しかしここになす術も無く座ってるのも暇なので、私はダテにアクション映画観とらんわぃと思って、トム・クルーズになったり、ブルース・ウィリスになったりしてエレベーターの天井を開けようと試みたんだが、外からネジ止めされてて蓋はビクともしなかった。


ちぇ。 映画はしょせん映画なのか…。


こういう時、私は全然慌てない。

トータルで1時間半ぐらい中に居たことになるが、暇だなー…タバコ持ってくりゃ良かったなー、ぐらいの神経である。(※当時、タバコ吸ってました。)



外ではレスキューを呼ぼうとする友人Mと、騒ぎを大きくしたくないと言い張るアパートの管理人が英語で怒鳴りあっている。


私とは、歪んだ隙間数センチから会話が出来たので、中の状況を伝え、とても人力のみでは開きそうも無いことを伝え、すったもんだの挙句、結局 FDNY のレスキュー隊のお世話になったのだった。



ということで以来、 FDNY は命の恩人、あこがれの皆様であり、背中に "200フィート離れとけ!" って書いてある、男らしーいTシャツ…ちょっと今寒くて着れないけど…ずっと愛用中。



外に出られたときの感動は言うまでも無いが、無事に終わってみれば笑い話。


そしていまだに酒の肴話だ。


お陰さまでこうしてしょーもないBLOGも書け、お仕事も出来るわけである。