黒猫わぎと暮らすことになった15年前は、仕事で1年暮らした大阪から戻った直後で、心身ともに疲れていてお金もなかったし(今でも無いけど…)、それまで打ち込んできたモノを一切止めようかという時でもあり、人生に何度かあるのだろういわゆる "どん底" だった。


そんな時にやってきた黒猫わぎ。


カメラ目線わぎ

猫と暮らすのはわぎが初めてだったが、実は、我が家…特に私は黒猫に縁がある。


私が生まれた時、両親は黒猫を飼っていた。

うっすら記憶があるくらいだけど、ベラという名前だった。


小学校のとき、にゃーにゃー鳴きながら歩いてきた猫を拾って、隣棟に住んでたおばに押し付けた。

それが黒猫ベル。


暫くして、またも近所でふらふらやってきた黒猫を拾って、またおばに押し付けた。

名前はロク。


その後、大阪のアパートで、出掛けようとしたらドアの外に猫がいて、いきなりアパートに入ってきた。

それも黒猫だった。

同居人の話によると、その子は数日後にまたやってきて、私が東京に戻っている間になんと押入れで子供を産み、全部連れて出て行ったという …(@_@。



そして、わぎ。


取り憑かれてるのか、守られているのか、選んでいるわけでもないのに、どうもいつも黒猫。


今考えると、わぎは来るべくして来た、運命だったのかなと思う。


ま、「黒猫はお金を呼ぶ」という迷信は、てんで当てにならないことはよく分かったが、「黒猫は不吉」でもないらしい。


どん底からはじまって、以来、いい時も悪い時もヤツは見てきた。


慰めにもなり、支えにもなった。

そういう意味では助けてくれていると思う。



それにしても、どういう縁なんだろうか、黒猫と…???